「無限仕掛治具の依頼きたり。」
▼まずは無限仕掛治具の依頼者さんを紹介します。

▼依頼内容は?

依頼内容は、上の図のようにキス釣りで使う連針仕掛けを、大量に、正確に、簡単に、ストレスなく、自作したい!・・って感じでしょうか。
何をどう作ったらいいのか?詳しく聞きながらでないと、どう作ればいいのか解りませんね。(^^)
何をどう作ったらいいのか?詳しく聞きながらでないと、どう作ればいいのか解りませんね。(^^)
▼既製品としては・・・・。

既製品が販売されていいます。そんなら買った方がはやいやん?って思いますよね。ところがキス釣り専門の人は、市販されていない仕掛けを試したい、一連の仕掛けの中に様々な条件違いのエダスを結んでフィールドテストしたい、安価に大量に自作したい、・・・のだそうです。
「第1案です。(あっさり却下されました)」
▼第1案です。途中まで試作していたのですが・・。

第1案です。
無限だから、やっぱり円の動きかな?
繰り返し結んでいく?・・・・やっぱり円の動きでは?
図に描いてみる。こんな感じけ?
<試作進めてながら一旦は依頼者に見てもらうことに>
【依頼者】なんか複雑っ。もっと簡単に出来ん?簡単に簡単に・・・。
【私】うーむ?もっとシンプルですね。 ・・・・むずかしいなあ。シンプルに出来るかなあ?
こんな感じの開拓スタートだったですね。
<試作進めてながら一旦は依頼者に見てもらうことに>
【依頼者】なんか複雑っ。もっと簡単に出来ん?簡単に簡単に・・・。
【私】うーむ?もっとシンプルですね。 ・・・・むずかしいなあ。シンプルに出来るかなあ?
こんな感じの開拓スタートだったですね。
「第3案です。(基本方針は採用です)」
▼第3案です。回転式をやめてシンプルに・・・。

上写真は第3案です。回転式をやめて折り返し方式でシンプルにしました。
この写真では片側往復タイプの第3案ですが、この前に第2案として左右往復型がありました。片側往復で問題ない事を確認して第3案を基本に進めることになりました。
「ライン送り」
▼当初のライン送り構想・・・。

当初のライン送り構想です。普通に考えたらやっぱりココからのスタートが当たり前ですね。
今、振り返って見てみると・・・未成熟段階って感じです。
「ノズル」
▼ノズル先端形状の試行錯誤・・・。

ノズル先端は、いろんな形状を作ってみて作業性に変化があるかどうかのチェックをしました。「鉛筆形状」「段付形状(上写真)」「丸みあり」。・・・これらをいろんな角度のノズルを作りました。結果は形状は作業性に影響しない。最適角度は存在する。表面摩擦は作業性に大きく影響する。・・・こんなことが判明しました。
▼ノズル内径とビーズ外径

ノズル内径はφ1.5mmを採用しています。開発時点で想定されるビーズ径より小さくしていますのでビーズはノズルの中に落ち込みません。つまりハリスにビーズを通してセットすれば本装置がそのまま使えるようになっています。
「ビーズ取付効率化へのチャレンジ(日の目を浴びず)」
▼第1案(V字アングルでビーズを並べてみる?)

ノズル上部にV字アングルのビーズトレイを設置して、ハリスをビーズに通しつつ、ノズルに差し込む・・・という構想でしたがビーズの穴があっちこっちに向いて使いものにならず・・・。( T T )
▼第2案(フラットトレイでビーズ穴を揃えてみる?)

フラットトレイでビーズ穴が上向きになるようにしました。構想としてはビーズにハリスを指して切り欠き溝にビーズを誘導してハリスをそのままノズルに刺す・・・でしたがノズル穴が見えにくく失敗です・・・。
▼第3案(溝周辺を細くして視界を確保してみた?)

フラットトレイの切り欠き溝の周辺を細くしてノズルが見えるように視界を確保してみました。結果は視界良くても結局あんまり便利でないっ。
うーーん。撃沈です。もっといい方法があるかもですが、とりあえず一旦ビーズ対策は休止に。(TT)
<以下に開発過程の試行錯誤を掲載します。>