(あれこれ写真集)




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    <製作開始番号 007>

    ロータリー天秤


    はちゃめちゃ試行錯誤写真集

    失敗だらけで日の目を浴びなかった試行錯誤などを掲載しています。 失敗は成功の基。

    写真集は4種類あります。
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    完成品の各部写真集

    各部写真をどっさり掲載しています。コチラからご覧ください。


    製作工程の写真集

    各部の製作工程写真です。「ものづくり」に興味がある人にとっては面白いページだと思います。


    はちゃめちゃ試行錯誤写真集

    失敗だらけで日の目を浴びなかった試行錯誤などを掲載しています。失敗は成功の基・・・・・。


    ユーザーフィードバック情報写真集

    使用されているユーザーから寄せられた便利な情報は、その都度ココに追加します。キス仕掛作り全般の情報も載せていきます。


    「超高感度の投げ釣り天秤の依頼」

    まずは一番最初の依頼者さんを紹介します。
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    一番最初の依頼者さんは、このキス釣り師さんからの依頼で始まりました。 1~2年くらい地味に改良して現在の三角形に・・。
    その後、1年程度の何もない空白期間があります・・・。
    そうしているとキス釣りトーナメンターの方が使ってみるようになりました。ですが、 求めるものが厳しくて構造として不合格の連発でした。さらに地味に2年程度の改良期間を経て良いものになりました。
    最近では、そのトーナメンターさんも上位にいらっしゃいます。
    (もちろんロータリー天秤を使用です)
    <以下に開発過程の試行錯誤を掲載します。>
    依頼内容は超高感度天秤?
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    依頼内容は超高感度な天秤です。すぐに頭に浮かぶのは直線配列で半誘導な天秤がアタリ効率が良さそうです。

    しかし、キスの引き釣りではオモリの重さをダイレクトに受けてしまう直線配列ではキスのアタリ(振動)が吸収されてしまうことも。そんな理由でオモリを回り込む三角形に・・・・。
    最初の頃は(三角形に行き着く前)
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    三角形に行き着く前、最初の頃は写真のように①時には投げに耐えうる腕、②時にはアタリを優しく吸収する腕、③時には向こう合わせ、という何でも天秤が設計思想でした。
    はい。仰々しいですね(笑)。
    アタリで畳まれた状態の写真・・。
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    実際に釣ってみましたが、良い面はまるでなし・・・です。二兎を追う者は一兎をも得ず・・。

    <はい。却下っ・・・です(笑)>
    その後、超高感度の一点に絞って考えていくように・・・。
    三角形の始まり
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    三角形の始まりです。腕の根元は強く、先端はしなやかに。 誰もがいろんな手段で目指しているものですね。線径を二段にしたり、先端に形状記憶合金をつかったり。
    実釣りしてみました。何も良いところなしです。複雑なだけです。
    <はい。却下っ・・・です(笑)>
    「全体を三角形?」

    いっその事、全体を三角形?
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    ダメ元で、全体を三角形にしたらどうなるか?という実験を開始。
    この試みが、今考えると良かったんですね。意外な結果に・・。
    三角形の天秤で釣ってみることに・・・。
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    三角形の天秤で釣ってみることに・・。結果はご覧のとおり。釣れるかどうかは天秤の良し悪しだけで決まるわけでは ありませんが、感度がビックリレベルでした。まさしく超高感度。(ビックリです)
    正直いって、超感度だけであれば目標達成です。でも剛性が足りなかったり、糸絡みしたり、針掛かりが悪かったり、飛距離が出なかったりの対策で、このあと数年掛っていく事に・・・。
    「三角形天秤の各部構造と試行錯誤」

    いろいろ試行錯誤(外環方式)
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    開発が始まって前半2年間は、この写真のように外側に環がある方式でした。この頃の線材径は従来天秤と同じくらいでΦ0.9でした。
    外環方式の拡大写真
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    線径Φ0.9だったので二重環にするとスナップが入りません。だからこの頃は外環方式だったんです。問題は時々仕掛けが抜け落ちてしまうことです。
    この隙間をなくす製作治具作成は半年以上も費やしました。 しっかり密着させようとすると線材が痛んで折れやすくなるんです。 悪戦苦闘しましたが、あとに外環方式を止めましたから水の泡ですね(笑)
    水の泡となった外環方式の治具
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    その頃の外環方式の治具です。このタイプのエンドニッパーを購入しては改造失敗して何個もゴミ箱へ。数十本もの工具が実験に消えていきました。 まあまあ成功していたのがこの写真です・・・。
    水の泡となった治具の使用状況
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    水の泡となった治具の使用状況です。
    半年も悪戦苦闘したので良い勉強になりました。
    (半分感謝、半分以上ガッカリ)
    トーナメンターによる実釣テスト
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    写真は全て外環方式です。この外環方式はかなりの数を作りました。その結果、使ってみる人も増えて、この頃になってトーナメンターさんが試用して頂く機会が増えました。 指摘事項は以下のようなもの。
    ①若干、糸絡みが多い。(これは重要。改善しないとダメですね)
    ②遠投性も若干落ちる。(改善出来たら良いけど、どうしたら?)
    ③やっぱり外環だから仕掛けが抜け落ちる。(改善が必要ですね)
    これの改善過程で外環方式が廃止に・・・。(悲しいけど進化しました。)
    超小型実験(意味はありませんが)
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    超小型の実験もしました。特に意味はありませんが一通り何でもテストしてみて経験的情報を得ようかと。 ・・・特に何もサプライズ的な発見は一つも無し(悲)
    「サプライズは偶然に!」
    線材の直線化装置(大失敗でしたが)
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    線材は特別強度がある素材を採用しています。ロールで購入しますので一旦は直線化が必要です。この直線化治具を作ってみました。 結果は大失敗です。機械の専門家が見たら笑うでしょうね。直線化ってかなり精密な機械でないと無理みたいです。
    でも、次の二作目で大成功しました。(装置は秘密です)
    「サプライズは偶然に!」
    「ココで大きな変化が・・・」

    環が内側二重環に・・・
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    あれから糸絡みの原因をずっと探してきていました。いろいろ試した結果、細い線材では糸絡みがなく、太い線材では糸絡みが頻繁に起こることを見つけました。 当然、線径を下げていきました。Φ0.9からφ0.8へ、Φ0.8からφ0.75へ。
    この影響で外環方式では強度が保てなくなり内側二重環を試すことに。なんと当初Φ0.9では二重環はスナップが入らず却下でしたが、線径が細くなったので二重環方式を復活させて検討することに・・。
    二重環採用で、なんと次々にサプライズ発生
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    線材を細くすることで、いろんな変化が生まれました。トーナメンターさんからの要求事項が一気に解決方向に・・。
    ①若干、糸絡みが多い。(線径を細くすることで解決です)
    ②遠投性も若干落ちる。(線径を細くすることで解決です)
    ③やっぱり外環だから仕掛けが抜け落ちる。(二重環で解決です)
    ※この段階では写真のような感じです。
    二重環形状をさらに機能アップと強度アップ
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    二重環形状をさらに機能アップと強度アップを考えて、線材の延長が環の中心に向くように治具の改良を重ねました。
    天秤全体写真はこんな感じ
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    天秤全体写真はこんな感じです。ほぼ現在の形状ですね。でも実はオモリ取付側がこの時点では線材2本重ね仕様なんです。後になって強度アップのために線材3本重ね仕様に改良されて最終構成となっています。
    「強度テスト実施」

    まずは市販天秤の強度テスト
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    まずは市販天秤はどのくらいの強度で設計されているのかをテストしてみました。一番有名で一番信頼が高いデルナー天秤がどのくらいの負荷で破断するのかテストしてみました。
    結果は、すごい強度です。これだけ強度があれば安全ですね。
    ただし無名な天秤の中には脆弱なものも多数ありましたですね。
    次に三角形状天秤の強度テスト
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    次に三角形状天秤の強度テストをしてみました。写真のようにギューーーと負荷を与えていきます。さてどのくらいの負荷で破断するのでしょう?
    結果は、デルナーに比べると全然ダメでした。それでも実釣でこの4年間で破断したとの報告はきていません? スポーツキャスティングしている人も数人試しましたが変形すらしていません。 つまりデルナーは安全率がかなり高いということでしょうか。
    やっぱり破断した所を強度アップ
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    一番最初に破断テストで破断したのは写真のオモリ側の線材重ね部分です。線材を繋げているココが破断すると良くないのでやっぱり強度アップして安全確保する事に。
    そのような訳で、この部分はデルナー並みの強度確保する事にしました。一方、二重環の方は線材が一筆書きで繋がっていることから環形状が壊れても安全なため特別な余裕率は必要でないのかなという事に・・・。
    線材重ねを2本から3本に改善し強度アップ
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    線材重ねを2本から3本に改善し強度アップしました。強度テストも満足し目標達成です。
    「完成」

    ようやく完成形に・・・。
    投げ釣り キス釣り 高感度 天秤
    長い間、はちゃめちゃ写真集を見て頂きありがとうございます。
    こうして完成形になりました。おそらくは良い天秤になっているはずです。 でも、完成したらしたで、いろんな人が使うようになりまして新たな要求事項も聞こえてきています。また頑張って試行錯誤いたします。
    「サプライズは偶然に!」