本体ページに戻る 本体ページに戻る

    製作開始番号 012

    ニュートラ


    【開発当初】
    とにかく引き重りが軽く、信じられないほどの負荷が軽いオモリをつくる事に興味が出て開拓番号011スリッピーとしてスタートしました。


    【第1段階】
    粉体輸送で粉体が滑りやすくするためのコーティング材があり、砂と粉体は少し違うものの、この塗装材でオモリにコーティングする事になり、見事に引き重りが軽減しました。ただし、砂という厳しい摩耗の環境から、実釣りでは2カ月程度でコーティングが剥がれることから断念しています。これが第1段階のスリッピーです。


    【第2段階】
    それでも引き重りが激減することは確認できたので、今度は耐摩耗性で摩擦係数が嘘のように低いシートを貼り付ける事で試行していきました。このシートは耐摩耗性があり開発当初は、とにかく引き重りが軽く、信じられないほどの負荷が軽いオモリとなりました。
    ・・ですが、実釣りでは滑り過ぎて逆に釣りにくいとの理不尽な結果。その理不尽な結果に加えて、シート剥がれが不確定に起きることが解り原因究明しないといけない状態になったのですが、滑り過ぎて使いにくいものを究明して意味があるのか?という疑問があって、この段階でこれも断念となりました。これが第2段階のスリッピー2です。

    【悶々とする期間】
    目的から理不尽にバッサリ否定された形ですが、あまりにも長く期間やってきたので悶々とする状態でしたが、次の未確認な計画があったので、今度は、それに引き継いだ形で気を取り直して開拓続行です。改めて開拓番号を振り直して再スタートです。
    ・開拓番号011 onelink(半ブラ用オモリ)
    ・開拓番号012 neutral(オモリ一体型天秤)

    【第3段階】
    改めて、開拓番号011と開拓番号012を、ほとんど同時進行で再開拓しました。どちらもスリッピー2のシートを付けないでステンレスパイプだけで構成していますが、引き重りは、これが丁度良いそうです。(笑)
    しかも今度は、針掛かりが良くとても使えるそうです。(笑)

    ・・めでたしめでたし。ホッとしました。


    以上が概略です。 右に詳しく書いています。よろしければ見てみてください。





    「第1段階(コーティングタイプ)」

    2017年3月20日 コーティングタイプの試作)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    引き心地が良いオモリが好きという言葉を下関の人から聞いてたのを思い出して引き心地?って一体何だ?と思いつつ、とりあえず開拓番号011スリッピーとして引き重りが軽いオモリに着手。そこで少し気になる特殊塗料があったので、それをオモリにドブ付けコーティングしてテストすることに・・。(右側:鉛素地 左側:コーティング)
    2017年○月○日 コーティングタイプの実釣テスト)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    既製品に特殊コーティング。なかなかの実力です。引き重りが極端に軽くなります。でもツルツルのテフロン風のコーティング加工ですが砂による磨耗はやっぱり避けられません。 原則、磨耗しますが福岡の砂浜の鉱物であれば、釣りの頻度によりますが簡単には剥がれないようです。
    2017年○月○日 深い刻印の必要性)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    それでも徐々にコーティングは摩耗して薄くなっていくため、コーティングを十分厚く塗って、重ねて重ねてコーティングして1シーズン持てばいいのではないかとの話からそんな方向で厚塗りすることに。厚塗りすると号数表示の刻印が見えなくなる事がわかったので、深く刻印しなおすことに。。これが自作刻印機の第1号機です。
    (はい、失敗です。全然パワー足りず刻印出来ません。)
    2017年○月○日 刻印成功したけど、なんかなあ)
    今度は打撃で刻印機に調整し、なんと成功したけど・・・。なんかなあー。なんだこれ?ってもの作っちゃったなー。大きいし邪魔だし、なんじゃこれ?って感じ。。※上の動画を再生してみてください。笑えます。
    (コレは、カミさんには隠しとこー。なんか恥ずかしいぞ。。)
    2017年○月○日 深い刻印の仕上がり)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    深い刻印の仕上がりはこんな感じです。大きく深くと一応は思ったとおりに出来ました。何でも途中で諦める事が出来ない性格です。行き詰るまで進んでから諦める性格なんです。。
    (その先に素敵な偶然との出会いがあるかもなので。。)
    座右の銘は「サプライズは偶然に・・・」です。
    2017年○月○日 コーティングの前処理(洗浄)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    新品のオモリは表面に油が残っていたので、コーティングの前準備として超音波洗浄機でオモリ表面を洗浄することに。洗浄液に何を使うかがポイントで洗剤をいろいろ試しましたが、「重曹」が一番でした。
    なんか面倒な作業が多くてコーティングという方向性はどうなのかなー?っと内心思いつつも最後まで進めてみないと気が済まないです。このまま続行です。
    2017年○月○日 コーティング治具の作成(やばい)
    コーティングは最初はドブ付けでやっていたのですが、重ねて重ねて厚く厚くコーティングするために、オモリをクルクルと回しながら筆でコーティングして厚塗りしていくことに。段々と変な方向に突き進んでいます。誰かが止めないといけない状態に・・。段々と引くに引けない状態になってきました。※上の動画を再生してみてください。笑えます。
    テスターの知久馬さんが家にきました。これを見ました。「あーあ」って言いました。「あーあ」って、それってどういう事かなー?
    やばい方向に突き進んでます。ここまできて最後を見ないで引き下がれません。(続行です。笑)
    2017年○月○日 オモリを回転させるための軸穴
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    オモリを回転させるための軸穴を全部の錘につける治具を作って正確に軸芯に穴を開けました。軸がブレると回せません。成功したけど、なんかそれほど嬉しくない。
    おそらく内心は方向性に疑問を持ちながら進んでいるからでしょー。
    (続行続行ー)
    2017年○月○日 ベランダが大変な事に!
    コーティングはベランダでしました。重ね塗りを5回計画して完了したら次々に干すみたいな。。
    目の前で道路工事のガードマンさんが、じっとコレを見てましたが、見かねて「そりゃ~何ね?」って言ってきました。「釣りの錘でーす」といったら、「ぎょーさんあるねー(沢山あるねー)」って言ってた。
    ※上の動画を再生してみてください。爆笑かもです。
    やばい方向に突き進んでますが、もう少しで終点です。(もちろん続行です。最後まで行って撃沈されます。)
    カミさんが笑いながら黙って静観しています。
    ※座右の銘は「サプライズは偶然に!」です。
    2017年○月○日 コーティングの乾燥時間短縮
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    この特殊コーティング材をまともに乾燥させると3週間かかるみたいです。よって焼付することに。もうここまでくるとやけくそです。
    焼付窯を作って焼き付けました。意外と気持ちよく焼付が進んで楽しかったです。下部から家庭用コンロで炙っているだけです。温度管理はてんぷら用の温度計。(続行続行ー)
    2017年7月26日 スリッピー1の消極的プロト販売
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    現在開発途中で中途半端な状態ですが不特定多数の方に一旦使用して頂きたいと思いまして、かなり消極的なプロト販売をしました。テストに興味があれば赤字価格の300円で放出しますという内容です。これで一旦は最後まで進めて終点に何かあるのか無いのかを見れるので満足です。あとは結果待ちです。。
    そしてショッキングな情報が。コーティングは厚いのに摩耗しきってないのに、なんとなく滑りが新品と違って落ちてくるとのこと。早速、室内で計測したところ、コーティング厚を厚くしても、摩耗途中で若干引き重りは重くなる事を確認。(沈没しました)
    この段階でコーティングタイプは断念です。無念です。でも新品での性能には好評ありでした。
    方針を変えて続行です。まだやるつもりです。(笑)
    「第2段階(フィルムタイプ)」

    2017年○月○日 フィルムタイプの検討開始)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    第1段階のコーティングタイプは、製造が大変な割には、摩耗を避ける事が出来ず、悲惨な結果に終わりました。
    ですが、その性能面では面白いことだけは解ったため継続して摩耗しない材料を探すことに。。
    そんな時に新しい情報が。。なんと摩耗もなく凄く滑る特殊な樹脂の存在です。しかも第1段階のコーティングよりも数段滑るとか。。
    2017年○月○日 フィルムを貼るためのパイプ探し)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    フィルムを貼るためのパイプを探し始めましたのですが、当初はなかなか世の中になかったです。肉厚があると比重が落ちる事と、何より切断加工が困難になります。
    最低でも肉厚0.5mm以下。当初は特注しか見つからなかったです。しかたなく特注で見積もりをとってみましたが、ものすごいロットで個人では手が出ません。
    そうこうして進められずにいると、数カ月してタイミングよく規格品が登場して運よく現実的にパイプ&フィルムの組合せで試行していけるように。(前進です)
    2017年○月○日 短いオモリ、とにかく短く。)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    パイプに取付けるキャップを作りました。オモリ全体が短いものを作りたかったので、キャップも当初はこんなに短いです。とにかくオモリ全体が短くて、引き重りが軽いオモリを作りたかったんです。
    何かを狙っているのでもなく、単に世の中に短くて引き重りが軽いオモリが存在しなかったので作って見て何が起きるのか見たかっただけです。
    2017年11月○日 氷のように滑るオモリ
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    オモリ全体が短くて、引き重りが軽いオモリの試作完成です。実釣でテストした結果、まるで氷の上を滑ってくるように滑ってきます。掛け下がりではラインが緩んだり、掛け上がりではラインを緩めると沖に戻っていったりします。驚きの引き重りの軽さが実現しました。
    ・・ですが、ここで大問題発生です。なんと滑り過ぎて軽すぎてオモリを感じることが出来ず使いにくいという、なんとも理不尽な評価です。。。
    (ウソでしょー)
    2018年9月○日 負荷調整用のバネを装着?
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    引き重りが軽すぎるという理不尽な結果でしたが、その軽さを気に入ってくれる人もいました。よって、脱着式の負荷バネをオモリ端部に付けたり外したり出来るようにすることを考え始めました。
    オモリ全体は氷のように滑るが一番後ろにアンカーとなる抵抗体をつけて砂紋を乗り越える引き心地を良質なものに出来ないか?という実験です。外せば氷のように滑ります。
    2018年9月○日 負荷調整用のバネを装着?
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    こんな計画です。一番後ろ1点だけにアンカーとなる負荷があるので、特殊な引き心地となれば意味が出てきますが。。
    2018年9月○日 バネを付けたスリッピー2
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    バネを付けたスリッピー2です。せっかく超滑るようにしたのにこんなものが。一番後ろ1点だけにアンカーとなる負荷があるので、特殊な引き心地となれば意味が出てきますが。。
    2018年9月○日 バネを付けてテスト開始
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    バネを付けたスリッピー2で、いろんな人に使ってもらいました。
    結果は、「・・・まあ・・普通に良いっちゃない。」・・とか、「まあ悪くはないよ・・」・・といった、気を使われた評価・・・。
    ダメかー。超滑るようにして、それを滑らない部品を付けて、普通になった。・・・みたいな・・・。。笑。
    2018年9月○日 腐蝕という問題発生
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    そうこうしていると、追い打ちをかけるようにステンレスパイプの一部に錆びが発生するという連絡あり。ほとんど錆びはなかったのですが、錆びるものがあるみたいです。
    ステンレスパイプを切断する時の切断熱による変質です。すぐに水を掛けながらの湿式切断に切替て即解決しています。でも、そもそも出口が見えてなくて改善は何のための解決なのか?(悲)
    2018年12月○日 短すぎる事を改善
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    どうしていいのか解らない状態でしたが、飛距離アップを目指して、短すぎてると思われるオモリ形状の再検討を始めました。いろんな形状でテストを繰り返しています。
    このテストはかなりの物量で繰り返しテストしました。後になって考えるとこの時の試行錯誤が良かったみたいです。短すぎず、長すぎず、細すぎず、太すぎず、尖らせすぎず、丸過ぎず。。
    ベストバランスを探し続けました。
    2019年1月○日 大問題発生
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    出口を失ってましたが、開拓はあれやこれやと継続していました。そんな時に、またしても致命的な問題が発生です。初期テストでは剥がれないと確認していたにも拘らず、フィルムが剥げるという事例がいくつか確認されました。しかも原因が特定できず、不特定に発生です。
    剥がれないとしても、滑り過ぎで使いにくいという評価だった状態にあったのに、今度はフィルムの剥がれです。。
    めげそうです。。(サプライズと全く出会いません)
    2019年1月○日 スリッピー2の断念
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    スリッピーⅡは、不特定少数ではあるものの「シート剥がれ」が発生し、その原因が特定出来ませんでした。 剥がれなけれぼ、かなり特出した滑り性能があって面白かったのですが、そもそも滑り過ぎて使いにくいなどと理不尽な結果もありまして、残念ですが断念です。
    ただしこのスリッピーⅡに新しい新機能を搭載していく計画が芽生えそうな段階だったので、それをフィルムなしのステンレスパイプのみで開拓続行となりました。第2段階の終了です。
    そしてやっぱりサプライズと出会うまで続行となります。
    「第3段階(ステンレスパイプのみタイプ)」

    2019年○月○日 新しい構想(半ブラタイプ)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    第3段階として、極端な滑りは求めず、ステンレスパイプ素地のみでの引き重り軽減とし、新しい構想として、「半ブラタイプ」「オモリ一体型天秤タイプ」の二つの構想で、改めて開拓再スタートとなりました。
    この図は、新しい構想の「半ブラタイプ」の方です。
    2019年○月○日 新しい構想(半ブラタイプ)
    上の動画を再生ください。こんな感じで天秤とオモリがスナップ無しえ接続できますので工学的な遊びがありません。もちろん、スナップ付きの天秤にも普通に接続出来ます。
    もしかしたら、新しい釣り方が可能となる何かがあるかもです。
    引き重りは、ニュートラもワンリンクも軽いのですが、比較するとワンリンクの方が砂紋をトレースできるので軽いです。
    2019年○月○日 新しい構想(オモリ一体型天秤タイプ)
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    第3段階の、もう一つの新しい構想の「オモリ一体型天秤タイプ」の構想図です。こちらはオモリと天秤が一体とするタイプです。
    2019年○月○日 新しい構想(オモリ一体型天秤タイプ)
    上の動画を再生ください。こんな感じで腕が交換できます。また主軸がオモリに完全に固定されてなく、遊びがあって、ある一定の範囲だけグラグラに可動するように係合されています。。
    2019年○月○日 こんな感じ。。
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    こんな感じの全体像になります。
    2019年○月○日 試作と実釣テスト
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    早速、試作して実釣りテストです。 なかなか良い結果です。
    引き重りも適度で丁度良く、軽過ぎず、重過ぎず。アタリも明確で、飛距離も問題なし。針掛かりはこれからのテストです。
    ようやく使える良いものが出来たかもです。
    2019年○月○日 早速、特許出願です
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    早速、特許出願です。目的を達成する、主な構成タイプは全て試作して確認した上で出願しました。
    構成その(1)
    この図は、特許図とは違いますが、メインの第1の構成です。
    構成その(2)
    キャップがない鉛無垢タイプでのインサート成型での構成
    構成その(3)
    主軸線材に特殊形状のサルカンを設ける構造
    構成その(4)
    その他のいくつかの似通った動きをする構造は、一応試作した上で、経済的メリットがなかったり、試作で性能的な欠点が発見されたりだったので特許の請求項や実施例からは予め外したものもあります。
    2019年○月○日 こんな経緯で・・・。
    投げ釣り キス釣り 針掛かり 引き重り
    以上のような経緯でニュートラは出来上がりました。その後、いろんな人に使って頂く段階で、「針掛かりがとっても良い」などの新たな情報も入ってきて、そんなものdompotimeでは狙ってなかったので「棚からぼた餅」みたいな感じになって、最後は、最後だけはとても運が良かったです。
    めでたし。めでたし。
    サプライズは偶然に。。(座右の銘です)
    dy>