００１
    最初は桐板に幅10mm、深さ1.5mm程度の溝を掘っただけでスタートしました。これだけでキスの姿勢は安定しました。幅や深さはキスの大きさにも関係があるはずなので、そこを繰り返しテストして最適寸法を探す必要がありますね。
    ００２
    まな板形状は、他の捌き具開拓との関係が全て決まらないと確定できなかったため、ウロコ取りを購入して頂いた方に暫定で提供することに！（在庫がある時だけでしたが・・）
    ００３
    キスのウロコ取りをする際に、シッポ部分の作業で刃先がまな板に当たってしまい使いにくいのでこの課題をまな板側で工夫できないかと検討が始まります！
    ００４
    シッポ部分のウロコ取りで刃先がまな板に当たらないようにする外堀と、スプーンを使ってキスの「腹出し」と「頭落し」をするための湾曲状のスリット入れです。
    ００５
    この部分がウロコ取りでキスのシッポを処理するときに刃先がまな板に当たらないように外堀の加工部分です。思ったとおり刃先が当たらないので快適です。特に小型キスには効果が大きく必須機能として決定。(詳細形状は今後の課題)
    ００６
    この部分はスプーンを使用してキスの「頭落し」をするための湾曲スリットです。ここにスプーンを差し込んで頭を落とします。ベストな湾曲半径や幅などを見つけていかないとですが、使うスプーンが決まらないと基準寸法が定まらないです。
    ００７
    まな板形状に関係してくる関連器具も確定してきたので最終形状が決まってきました。当初は分厚い樹脂製のみで計画でしたが、木まな板を重ねた二枚重ねに計画変更です。上下を入れ替えて、樹脂まな板と木製まな板を使用できます。
    ００８
    まな板高さは、当初の樹脂製で計画していた高さに合わせました。安価な桐を採用して木部だけ交換可能にする企画です。（木製まな板の最終確定分は厚みが10mmから25mmに変更になりました。）
    ００９
    キスのシッポ付近をウロコ取りするための外堀加工はシンプルな円弧デザインにしてみました。見た目もスッキリです。
    ０１０
    キス姿勢を安定する一直線の溝堀もピンキスから良型キスまで対応できることと他の治具との関連もクリアして基準寸法が確定です。
    （幅6mm、深さ3mm、の円弧溝）
    ０１１
    こちらの湾曲スリットも、使用するスプーンが確定してスプーンに適合した湾曲半径とスリット幅を見つけたのでスリット形状も確定です。
    ０１２
    二枚重ねで使用するため、試作段階ではズレ防止を付けました。使ってみると張り付いたように動かないので最終版ではこの無用となったポッチは除外し取り付けないことで確定です。木製まな板もその関係で表裏２面が使用可能になりそうです。
    ０１３
    二枚重ねにしたことで、さらに分厚く作れることに気付いたため、樹脂20mm 木材25mmで合計45mmに変更です。木材もヒノキに変更して上品になりました。
    （写真の４カ所の位置決めポッチは最終盤にはありません）
    ０１４
    こんな感じで十分に分厚い(樹脂20mm+木製25mmで45mm)です。使ってみると分厚さと幅狭になったことで、水洗いする面積も小さく、キスの頭を周りに落としても邪魔にならないので良い感じで作業そうです。
    ０１５
    dompotime(文字のみ)の刻印も入れてみました。刻印があった方がデザイン的に良い感じになったので刻印有で決定です。
    ０１６（完成品）
    ・・・こんな感じになりました。
    ０１７（完成品）
    ・・・樹脂側の形状を縦に見た写真です。
    ０１８（完成品）
    ・・・樹脂側の裏側です。スリット部分のみ見えます。

    ０１９（完成品）
    ・・・樹脂側の凸凹形状見えますか？ウロコ取りには使ってみると必須と感じるほどの納得感がある外堀加工を施しています。

    ０２０（完成品）
    ・・・全体写真（上下をズラしただけ・・）

    ０２１（完成品）
    ・・・木製まな板(ヒノキ)にはdompotimeの刻印があります。

    ０２２（完成品）
    ・・・木製まな板だけは交換品の単品購入できます。

    ０２３（完成品）
    ・・・樹脂側と木製側を並べた写真です。

    ０２４（完成品）
    ・・・無事、開拓完了です！！